2017/9/1のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/08/14)(PDF)
●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京時間から欧州時間にかけては、
米雇用統計待ちの手控えムードが続き、110円台前半での小動きとなりました。
注目の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は+15.6万人と、
市場予想の+18万人を下回り、前月分も+20.9万人から
+18.9万人に下方修正されました。
失業率は4.4%と市場予想に反し、前月から上昇、
また平均時給も前年比2.5%と市場予想を下回りました。
総じて弱気結果となった雇用統計を受けてドル売りが強まり、
ドル/円は一時109円56銭の安値をつけました。
この下落でボリンジャーバンドの下抜けが示現しましたが、
反発も速く下ヒゲに終わっており、バンドウォークには繋がりませんでした。
その後発表された8月の米ISM製造業景況指数が58.8と
市場予想を大きく上回り、2011年4月以来の高水準と
なったことで、ドル・ショートカバーの動きが強まり、
ドル/円は110円47銭まで上昇する動きとなりました。
ただし、この上昇は一過性の動きで、その後
110円台前半で小動きとなり週を越えています。
本日は、昨日の北朝鮮の大規模核実験実施を受けて
リスクオフの流れが強まり、ドルが大きく下落して始まっています。
先週末に110円台で終わったドル/円も、早朝には109円台前半までつけた模様です。
今週は北朝鮮リスクを意識しながら、ドルの下値を確認する動きが先行しそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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