2017/7/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/07/18)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では日銀とECBの金融政策決定会合と
その後の各総裁の会見を控えて112円近辺での模様眺めの動きとなりました。
その後、日銀の黒田総裁は会見で、インフレ率2%の達成時期を
先送りし、追加緩和に含みを持たせる発言をしたことから
円売りの流れとなり、112円42銭まで上昇しました。
この上昇で、ボリンジャーバンドを上抜けていますが、
強いバンドウォークには繋がりませんでした。
NY時間に入ると、一部メディアでトランプ政権とロシアの関係を捜査している
ムラー特別検察官が捜査対象を拡大し、トランプ米大統領自身ならびに
関係者のビジネスに関わる様々な取引について調べていると
報道したことでドル売りが強まり、一時111円48銭まで下落しました。
この下落で、MACDは売り転換し、ボリンジャーバンドを
下抜けましたが、111円半ば以下ではドルも底堅く、
NY引けにかけては112円台を回復する動きとなっています。
ロシアゲート疑惑が再びドルの圧迫要因となってきており、
本日も112円台ではドルの上値が重き動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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