2017/4/28のドル円相場の考察
先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/04/24)(PDF)
●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京から欧州時間スタートに
かけて111円台前半での小動きが続きました。
特に東京はGWを控えて手控えムードが強く、
膠着した相場となっていました。
欧州では、ユーロ圏の4月消費者物価指数速報値が予想を
上回る上昇となりユーロが買われ、ユーロ/円の上昇につられて
ドル/円も111円台半ばまで上昇する動きとなりました。
NY時間に入ると、米1-3月期国内総生産(GDP)の成長率が市場予想を
下回ったものの、同期の雇用コスト指数は市場予想を大幅に上回ったことから、
6月利上げ観測が強まりドル買いとなり、111円72銭の高値をつけました。
米議会が暫定予算案を承認し、一部政府機関の閉鎖がひとまず
回避されたこともドル買い材料となったとの指摘もあります。
欧州、NY時間でのドル上昇でボリンジャーバンドを
上抜きましたが、強い勢いはなくバンドウォークにつながらず、
の後やや反落して111円台半ばで週を越えています。
今週は、東京がGWで参加者が少なく、週末には米雇用統計を控えているため、
週初の東京時間では111円台前半での模様眺めが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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