2017/4/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/04/24)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、トランプ大統領による北米自由貿易協定
(NAFTA)離脱撤回が伝わり、安心感からドルが底堅い動きとなりました。
ただし、上値の重さも意識され、ゆっくりとした動きで上昇し
NY時間で111円60銭まで達しました。
その後、3月の米耐久財受注が前月比0.7%増と市場予想を下回り、
同時に発表された新規失業保険申請件数が25.7万件と市場予想を
上振れたことを受け、ドルは反落し111円05銭の安値をつけました。
NY引けにかけては、111円台を維持したため、
じりじりとショートカバーが入り111円前半での動きを続けました。
米景気の先行きへの期待からドルの下値は支えられているものの、
今週末の米債務上限到達を背景とした米政府機関の閉鎖に対する
懸念が強まっており111円台後半は重くなっています。
テクニカルで見ても、相場は横ばいを続けるボリンジャーバンドの中に納まっていることや
RSIが中立の50レベルで推移していること、MACDがゼロ近辺でシグナルとの
交錯を続けていることなど、明確な方向性がないことが示唆されています。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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