2016/8/12のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/8/8)(PDF)
●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、週初は前週の雇用統計を
好感した流れが続き102円67銭まで上昇しました。
しかし、その後ドルは伸び悩み、夏季休暇シーズンで薄商いの中、
100円96銭まで押し戻され、その後は101円台で
方向感のない動きが続きました。
11日の山の日は、東京勢の取引参加者は限定的で、
101円02銭の安値は付けたものの、方向感の乏しい展開となりましたが、
海外市場では、原油先物価格の上昇や、
ダウ平均株価が史上最高値を更新したことなどから、
リスクオンの流れとなり、102円台まで上昇しました。
もっとも、週末の海外市場では、米小売売上高の悪化から
再び100円台まで下落し、101円前半で週を越えています。
先週は、夏季休暇シーズンということもあり、
積極的な市場参加者も少なく、方向感のない動きが続きました。
テクニカルで見ても、一目均衡表では転換線が基準線を割り込んでおり、
相場も先行スパンの雲に抑えられて推移しています。
しかし、遅行スパンとローソク足の関係を見ると、
今週はドルが上方向に引っ張られる力が強くなる可能性があり、
ドルの反発が期待されます。
また、RSIを見ても売られ過ぎ水準にあり、底打ちの兆しもあることから、
今週はドルの下値は限られたものとなりそうです。
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