2015/2/2のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、先週末の米国内総生産(GDP)が市場予想を下回ったことを受けドルが売られた地合を引き継ぎ、東京の朝方は116円64銭まで下落しましたが、輸入企業や機関投資家などのドル買いが流入し、仲値にかけて下落分を取り戻す動きとなりました。
その後、日経平均株価の下げ幅縮小で円売り圧力が強まると、正午過ぎに117円88銭まで上昇したものの、欧州が参入しても総じて薄商いで、方向感のない動きが続きました。
NY時間に入ると、米国の1月ISM製造業景況指数が1年ぶりの低水準となったことを嫌気したドル売りが優勢となり117円12銭まで下落する局面もありましたが、NYの引けにかけては、ショートカバーが入り117円後半まで値を戻しています。
テクニカルで見ると、東京朝方にボリンジャーバンドの下方ブレイクが見られたものの、一過性の動きにとどまりバンドウォークにはつながりませんでした。
また、その後もボリンジャーバンドの中での動きに終始しており、明確な方向性は見られません。
RSIを見ても、買われ過ぎ・売られ過ぎの明確な兆候は見られず、ポジションが大きく傾いてはいないことを示唆しています。
本日も、株価を睨みながらの動きとなりそうですが、週末の米雇用統計までは、大きな動きは期待できないのかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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