2015/2/4のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のユーロ/ドル相場は、前日のユーロ上昇の反動もあり、上値の重い展開が続きました。
それでも、アジアから欧州午前にかけては、1.14ドル半ば水準を維持しながら、
小動きが続きましたが、その後に関係筋が「欧州中央銀行(ECB)の支援がなければ
ギリシャの資金が3月にも枯渇する可能性」と指摘したため、ギリシャの債務不履行懸念が再燃し、
ユーロは下落基調を強めました。
さらにNY時間終盤では、ECBがギリシャの国債などを担保として認める特例措置の解除を
表明したことで、不安心理が高まりユーロは下げ幅を拡大する動きとなりました。
もっとも、MACDを見ると、東京時間には既にユーロ売りに転換しており、その後は一貫して
ユーロ売り状況が続いていたことがわかります。
また、ボリンジャーバンドの下方ブレイクはNYスタート時におきていますが、バンドウォークは続かず、
引けでのユーロ急落はECB材料によるものと考えられるため、相場には強い力がかかっていなかったことが
示唆されます。
基本的には、明日の米雇用統計を控えての手控え感が強く、そのなかでギリシャ懸念が
相場の揺らぎにつながっているという印象です。
提供: FXトレーディングシステムズ
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