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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/1/30のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、景気判断が「堅調に拡大している」へ
上方修正されたことがドル買い要因となったものの、原油価格が弱含みに推移したこと、
ギリシャの反緊縮政権への警戒感が高まったこと、ウクライナ情勢の緊迫化などが
リスク回避の円買い要因となり明確な方向性の出ない相場が続きました。
イエレンFRB議長が、雇用拡大ペースや世界経済の見通しが弱まっていることから「直ちに利上げ無し」と
述べたこともドル売り要因となったとの指摘もありますが、ドルの下値も堅く、一方向の動きは出ない展開でした。

テクニカルで見ると、ややドル売り方向への力が強いように見えるものの、明確な方向性は
見出せません。
相場は、一目均衡表の先行スパンの雲の中での動きに終始しており、今週もその動きが
続きそうに見えます(A)
雲の厚みがなくなり、ねじれが出るのはまだ先のことであり、雲の明確な上抜けも期待で
競うにありません。

遅行スパンとローソク足は順行の動きに入っており、この流れでは、先行きドルが下方向へ
押し込まれやすいものの、今週は横ばいとなる可能性もありそうです(B)

RSIは、50をやや下回って推移しているものの、ほぼ中立水準を続けており、明確な方向性は
出ていません(C)

今週末には米雇用統計を控えており、その結果を見極める動きとなりそうです。

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