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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/7/19のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のドル/円は、バーナンキFRB議長が議会証言で、経済の改善が予想通り続けば、米国連邦準備理事会(FRB)は2013年に資産購入プログラムを縮小し、2014年中旬に停止する可能性があることを示唆したこと、中国の4-6月期国内総生産(GDP)が前年比+7.5%だったことなどを受けて、100円台を回復し、一時100円87銭まで上昇しました。
格付け会社ムーディーズが、米国のソブリン格付けを「AAA」に据え置き、見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたこともドル買い要因となったとの指摘もあります。
また、週末に日本の参院選を控えていることで、参議院選挙の結果で「ネジレ国会」が解消する可能性を受けて、安倍トレード(日本株買い・円売り)が加速するとの見方もあり、ドル/円は底堅く100円後半を維持して週を越えています。

テクニカルで見ると、一目均衡表の先行スパンの雲をクリアに上抜け、雲の上での取引が続いていることが確認できます。
雲はしばらく横ばいで進むため、99円を割り込む急落がない限りドル堅調地合いが予想されますが、雲が徐々に薄くなることには留意しておきたいところです。

遅行スパンとローソク足の動きを見ると、週後半に向けてはドルが上方向へ引っ張られる力が強くなりそうです。

MACDを見ると、先週陰転したものが、再度陽転する可能性が高く、これもドルの上昇を示唆しているようにも見えます。
ただし、MACDの動きはMACDとシグナルの交錯が始まる可能性もあるもので、その場合には目先方向性のはっきりしない持ち合いとなる可能性もあるでしょう。

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