2012/11/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] |
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日の東京時間のドル/円は、80円前半で調整ムードの強い膠着した動きとなりました(A)。
もっとも、円先安観は強く、80円水準では強いドル買い意欲も見られました。
その後、自民党の安倍晋三総裁が講演で「インフレ目標達成のために無制限に緩和していくべき」、「日銀と政策協調し大胆な金融緩和を行う」などと発言したことで、日経平均株価も大幅上昇、大きく円売りが拡大する展開となりました(B)。
さらに海外市場へ入っても、円売り意欲は衰えず、ドル/円は4月以来の高値である81円45銭まで上昇しています。
海外投機筋が、82~83円の円プットオプションを購入しているとのうわさもありました。
ただし、この上昇も利食いを入れながらの上昇となっており、明確なバンドウォークを形成することはできませんでした。
また、価格が上昇しているにもかかわらず、RSIは下落に転じており、ダイバージェンスが確認できます(C・C’)。
これは、NY引けにかけての調整を示唆したものといえるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから