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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/11/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円は、野田首相が14日の党首討論で11月16日の衆議院解散を宣言したこと、安倍自民党総裁が「インフレ目標達成のために無制限に緩和していくべき」と発言したことなどを受け79円前半から2日間で2円以上の上昇となり、4月以来の高値81円46銭をつけました(A)
日本の7-9月期国内総生産(GDP)速報値が、前期比年率-3.5%に落ち込んだことも円売り要因となったとの指摘もあります。

この動きで、上値抵抗であった80円半ばをクリアーに上抜けたことで、上値余地がさらに広がる形となりました。
一目均衡表は、全ての線でドルの上昇を示唆しており、当面ドルが底堅い動きを続けそうです。
マーケットでは、84~85円水準が視野に入ってきたとの声が聞かれています。

ただし、短期的にはややドルが買われ過ぎと見えます。
価格は、10月26日の高値をしっかりと上抜けてきていますが、RSIはその時の水準までまだ到達していません。
このダイバージェンスは、短期的にはドル上昇に対する調整の可能性を示しているのかもしれません(B・B’)
もっとも、現状は80円前半の強い下値抵抗があるため、調整した場合でも押しは限られたものとなる可能性が高いように思われます。

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