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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/12/2のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、日米欧6中銀による米ドル金融緩和的措置を受けて78円台から77円前半まで下落したものの、月末の外国為替平衡操作の実施状況の発表で政府・日銀が覆面円売り介入を実施している可能性が高まったことで下げ渋る展開となりました。
米ドル金融緩和的措置は、ドル/円ではドル売り要因ではあるものの、世界的な株式市場の上昇でリスク回避の円買い圧力が後退したことは円売りに反応したと指摘されています。

テクニカルで見ると、一目均衡表の遅行スパンが依然ローソク足との逆行の動きを続け、ドルの買い転換の可能性を高めています(A)
今週、現状水準を維持することが出来れば、しっかりとした陽転を確認出来ることになります。

一方、先行スパンを見ると雲の厚みがなくなっていることが分かります(B)
非常に珍しい形状ですが、これは介入におけるドルの急騰の影響で、介入の様な人為的で突発的な大変動がテクニカル分析における「連続性」という重要な要因を妨げていることが示されていると言えます。

Williams%Rを見ると高水準にとどまっていますが、水準的にはもう一段の上値余地ア残っている形といえそうです(C)

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