2011/11/28のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のドル/円は、週明けということもありや利食い先行の動きで77円半ばでのスタートとなりましたが、ドルの買い戻し基調は続いていました。
国際通貨基金(IMF)が、イタリアに6千億ユーロ規模の金融支援を検討中との報道(後にIMFの報道官により、「イタリア政府と融資に関する議論はしていない」と否定)がリスク回避志向の巻き戻しを誘ったことや、本邦通貨当局が大手邦銀に対して覆面介入への協力を要請したとのうわさがドル/円の上昇要因となったようです。
テクニカルで見ても、現状はサポートラインSで支えられた上昇基調を維持していることが確認できます。
また、海外市場に入って米国株の上昇に伴ったドル買いが起き、ボリンジャーバンドは拡大を伴って上抜けし、バンドウォークを示現しています(A)。
このバンドウォークで78円台に突入しましたが、バンドウォークの持続時間は短く、大きなエネルギーを感じるものではなかったようです。
MACDを見ると、バンドウォークのスタート前には、買い転換していることが分かります(B)。
もっとも、MACDはゼロラインを下回らずに推移していることでドル買いの基調が続いていることが示唆されますが、短時間で反転してきていることから、ここからの上昇の勢いはあまり強くないと言えるかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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