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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/11/25のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、米国の超党派特別委員会での財政赤字削減協議が決裂したことやユーロ圏のソブリンリスクへの懸念を受けて76.73円まで下落したものの、政府・日銀が覆面介入を実施しているとの憶測から下値は堅く推移しました。
その後、米国の経済指標が改善を示したこと、日本国債の格下げ懸念が高まったことなどを受けドル買い・円売りが優勢となり、週末にはドルが大きく上昇し77円半ばを上抜けて週を越す展開となっています。

テクニカルで見ると、ドルをサポートする動きが確認できます。
先行スパンの雲が厚みをなくしたこともあり、ローソク足は雲をクリアーに上抜けてドル買い転換を示現しています。
今週は、この雲が76円半ばを維持するため、そのレベルが下値抵抗となりそうです(A)

一方、遅行スパンもローソク足を上抜け買い相場に転じています。
さらに、週末の動きはローソク足と遅行スパンが逆行の動きとなり、この動きが続くと考えると今週はドルがもう一段上昇する可能性が高いと言えそうです(B)

ただし、Williams%Rは既に買われ過ぎ水準まで達しており、反転のリスクには気をつける必要があるでしょう(C)

また、スケジュール的には、今週末に米雇用統計を控えており、波乱の展開も予想されるため注意が必要といえそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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