2011/11/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、イタリアのベルルスコーニ首相が財政健全化法案成立後に辞任する意向でありことが報道されユーロが買い戻しの動きとなりました。
ユーロ/ドルでユーロが上昇しドルが売られた流れを受け、ドル/円でもドル売りが優勢となり、介入後の下値抵抗を形成していた78円水準を割り込む展開となっています(A)。
先週月曜日の大規模介入後も78円水準を維持するために隠密介入を続けているという噂も出たほど78円近辺では底堅い動きをしていましたが、昨日はその水準をクリアーに下抜けてしまっています。
この下抜けを受けて、ボリンジャーバンドはバンドの拡大を伴った下方ブレイクとなり、バンドウォークを示現する展開となりました(B)。
通常通り4時間ほどのバンドウォークで77.60円水準までの下落をしています。
その後の戻りも鈍く、既に78円水準が上値抵抗として意識されるところです。
DMIを見ると、これまでADXが極めて低い水準で推移していたものが、昨日のドル下落で大きく反発する動きとなっています(C)。
これは、膠着していた相場にトレンドが出てきたことを意味しており、介入警戒感と綱引きしながらもドル売り圧力が強まる可能性を示唆していると言えそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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