2011/9/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
昨日の為替市場は、欧州懸念の一服から円やドルが売り戻される展開となりました。
ドル/円も76円台を維持したことで緩やかな戻りとなっています。
一目均衡表の遅行スパンを見ると、遅行スパンとローソク足の同期の動きが観察できます。
9月の初めから続いている同期の動きが継続しており、この流れが続くのであれば目先下値不安は小さくなるものと思われます(A)。
また、下値は76円水準の下値抵抗が強く作用しており、この下値抵抗を維持していけば自律的な調整の動きが期待できるでしょう(B)。
MACDを見ても8月半ばのドル底打ち後に買い転換してきたものが、9月半ばに売りに転じてしまいましたが、これは短期の騙しに終わり、再び買い転換してきています(C)。
ドルが底固めしている可能性を示唆しており、底抜け不安が軽減されつつあるようにも見えます。
もっとも、現状では下値が固まってきているだけで、強い反発が期待できるものではありません。
先行スパンの雲の下限が77円半ばにあり、この雲は厚みを持ってかぶさってきているため、この水準が上値抵抗となりそうです(D)。
また9月の戻り高値78円水準も意識されることから、ドルの戻りは限られたものとなる可能性には留意しておきたいところでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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