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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/9/9のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週の相場は、スイス国立銀行がスイスフラン高を是正するために、「1ユーロ=1.20スイスフランの下限目標を設定し目標を守るため無制限に外貨を購入する」と表明したことを受けて、ユーロ買いやドル買いにつながりドル/円も77.73円まで上昇しました。
その後、日銀金融政策決定会合で現状の金融政策の継続が決定され、追加金融緩和などの円高対策が見送られたことで77円前半まで反落したが、オバマ米大統領が雇用創出法案を提案したことでドル買いに反応し77円半ばまで反発しています。

8月19日の安値を起点としての上昇トレンドはサポートラインSが維持され継続しています。
しかし、遅行スパンとローソク足の形状を見ると、非常に判断に困る状況となっています(A)
ローソク足の動きと同行すると考えるなら、ここから下への力が強まることが考えられますが、今週初を現状お77円台で維持することが出来れば遅行スパンの陽転となりドル上昇への道が開けてきそうです。

週末金曜日のローソク足が、実態の小さな上下に長く髭が伸びている形であることも相場の方向判断を難しくさせています(B)
もう一段高い位置に現れると反落の兆しと判断できますが、今の状況では上昇トレンドのなかの踊り場と捉えることも可能です。

RSIを見ても、先週は一貫して上昇しているものの、その動きは緩やかであり、また水準的にも中立水準を離れているわけではなく、相場の気迷いを示しているように見えます(C)

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