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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/9/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、スローストキャステックスを表示しています。

昨日の東京時間のドル/円は、輸出関連銘柄を中心に出遅れ感解消の動きで日本株が買い優勢の展開となり、リスク志向からドルが上昇する流れとなりました。
また、月初の仲値不足もあり、これもドルを押し上げる要因との指摘もありました。
この動きで、ボリンジャーバンドは拡大を伴った上方ブレイクとなり、バンドウォークを示現しながら77円台を回復する動きとなっています(A)

しかし、77円台前半はすでに上値抵抗が出来ており、一段の上昇には力不足となりました(B)

海外市場に入ると、NYの株式が米雇用統計を控えポジション調整の動きが強まり、買い一巡後は売りに押される展開となったことから大きく下落、これを受けてドルも方向感を失う展開となりました。
もっとも、76.70円水準では、下値抵抗もあり、大きく下押す展開にはなっていません(C)

スローストキャステックスは、20%~80%をリズム良く上下しており、これは相場に一方向の勢いがないことを示唆していると言えます。
明確なトレンドないこのような相場状況の時は、スローストキャステックスが有効に機能することが示されたものといえそうです。

本日は、米雇用統計の発表があり波乱が予想されます。
この結果で新たな方向性が出るとは考えにくいのですが、短期的な振れには注意しておく必要があるでしょう。

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