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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/8/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベロープ(25SMA±0.3%)MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、海外市場でのドル売り圧力が強まったことから三角持ち合いを下に抜け史上最安値を試す展開となりました。

本邦通貨当局からの円高牽制発言が聞かれないこと、スイス中銀の理事会やスイス政府が、スイス・フラン高抑制策を発表するとの思惑、26日のジャクソンホールの会合でバーナンキFRB議長がQE3に言及する可能性などを背景に思惑が乱れ、方向感に薄い展開が続きましたが、結局スイス中銀がスイス・フラン高是正対策を発表したものの、期待されたペッグ制の導入などは発表されず、マーケットは失望感からスイス・フランの買戻しを強めました。
この流れで、スイス・フランと同様の逃避通貨である円にも買いの流れが強まり、ドル/円は下値を試す動きとなりました。

三角持合いのサポートを下抜けてしまうと、その流れで76.40円水準まで下落してしまっていいます。
MACDもゼロ水準を下抜け、売りシグナルを点灯する動きとなっています。

もっとも、ドルの下値も0.3%乖離のエンベロープのロアーラインで止められており、これは、最近の持ち合いでの下値抵抗と変化はないことから、一段のドル安への圧力が強まったと判断するにはまだ早いようにも見えます。

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