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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/8/12のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週も一貫してドル安・円高の基調が続いていました。
米国債の格付け引き下げやFRBによる超低金利継続方針の発表などドルを嫌気する材料が多く、消去法的に円が買い進まれる流れとなっています。
76円台では、介入に対する警戒感が強く、また介入を期待した本邦個人投資家の円売りがドル/円を下支えていますが、反発するほどの力は見受けられません。

テクニカルで見ると、介入によって買い転換したMACDが再び陰転して売りサインを点灯しています(A)
MACDはゼロ水準から大きく下回ったレベルでの動きとなっており、ドル売り圧力の強さを感じさせるものとなっています。

ただし、現状では76円台半ばからは下値抵抗が作られています(B)
この水準は、史上最安値を意識する水準であり、前回の介入ポイントであるため、心理的にドルの下値を攻めていきにくいものとなっています。
逆に、この水準を下抜けてしまうともう一段のストップを巻き込んだドルの下落が進むリスクがあることには要注意といえそうです。

また、遅行スパンとローソク足の関係を見ると、今週はやや足踏み状態の横這いで動く可能性が示唆されています(C)
今週は本邦のお盆休みであり、介入とドル安の綱引きから動きにくくなるということかもしれません。

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