2011/8/1のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
週明けの昨日は、76円台に突っ込んだ先週末の終値と乖離し77円台でのスタートとなり窓を開ける動きとなりました(A)。
76円台では介入警戒感が強かったこと、米国の債務上限引き上げ合意への期待があったことなどがその背景に挙げられます。
その後、オバマ大統領が債務上限引き上げ合意について発表を行ったことで、マーケットでは安心感からドルの買い戻しが先行しました。
ただし、このドル買いではボリンジャーバンドのアッパーバンドが上値抵抗となってしまいました(B)。
海外市場に入ると、世界経済の減速と米国の格下げへの懸念から再びドルが売り込まれる展開となりました。
ドル/円も日中の上昇分をすべて戻してしまい、史上最安値に迫る76.29円まで下落し、朝方の窓をしっかりと埋める展開となっています。
もっとも、この下落でもボリンジャーバンドが下値抵抗として機能し、底抜けを免れています(C)。
その後は、介入警戒感も強くなり、ドルは値を戻し77円台でNYを引ける動きとなっています。
MACDを見ると、昨日のドル売り・ドル買いともに転換サインが大きく遅れて点灯しており、上下に振り回される相場のなかMACDの弱点である遅行性がはっきりと出てしまった相場といえるでしょう(D・E)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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