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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/7/19のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、MACDを表示しています。

昨日は、東京時間から欧州時間にかけて円がじりじりと値を上げる展開となりました。
ギリシャの財政問題を懸念してのユーロ売りが強まり、ユーロ/円が軟調となったことがドル/円を押し下げる要因となったようです。

MACDを見ると東京の昼過ぎに売り転換して以降、一貫して売りサインが続いていることが確認できます(A)

もっとも、ドルの下落はそのスピードの緩やかであり、下値が0.3%乖離のエンベロープまで達していないことから売り圧力は強くなかったことが窺われます(B)

NY時間に入り、米企業決算の好調や住宅着工件数が市場予想を上回ったこと、オバマ米大統領が会見を開き債務上限問題で進展があったことを示したことなどを好感して米国株式が大幅に上昇し、リスク志向が高まったことからドルが急速の値を戻す展開となりました。

このドル上昇に先駆けてMACDが買いに転換していることが確認できます(C)

また、このドルの上昇でドル/円は0.3%乖離エンベロープのアッパーラインまで達しました(D)
ただし、ドル/円1時間足での0.3%乖離は平均的な値動きであり、一方向への大きな動きが出ていないことも同時に示唆していると言えます。

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