2011/6/29のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日は、ギリシャ議会が中期財政計画を可決したというニュースが強くマーケットに意識されました。議会の外ではデモ隊と警官隊が衝突するなど、不穏な空気が流れましたが、結局155対138の僅差での可決となりました。
依然として不透明感は残るものの、大きなヤマは越えたとの見方が市場には広がっています。
このニュースを受けてマーケットでは材料出尽くし感強まり、またドル/円ではファンドと思われるまとまった規模の円買いドル売りが持ち込まれたことでドルが下落し、ストップを巻き込んでさらに下げ幅を拡大する展開となりました。
ドル/円は、一昨日の海外市場でバンドウォークを伴う上昇がありましたが(A)、その上昇幅をすべて吐き出してしまった動きとなっています。
この下落でボリンジャーバンドのロアーバンドを突き抜けていますが、バンドウォークと呼ぶには歪な形であり、下落エネルギーも長くは続かないように見えます(B)。
MACDを見ると、昨日の海外市場でのドル急落以前に東京時間で既にドル売りに転換していることが確認できます(C)。
また、その後買い転換に失敗したことが、ドルの急落の予兆であったことが分かります(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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