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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/6/24のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、日本の5月の貿易赤字が予想を上回る8500億円の赤字を記録したこと、FOMC声明及びバーナンキFRB議長の記者会見で、量的緩和第3弾(QE3)などの追加金融緩和の可能性が低下したことなどを受けて、80円02銭から80円80銭まで上昇しました。
しかしながら、81円台には、本邦機関投資家や本邦輸出企業からのドル売りが控えており、また米国超党派議員による財政赤字削減の協議が休止となったこともあり、ドルが上げ渋る展開となっています。

テクニカルには、遅行スパンとローソク足の同行が続いています(A)
相関関係の高い典型的な動きとなっており、この動きからは今週前半はもう一段のドル高が期待されます。
ただし、週後半には逆にドルが強く下に引かれる力が働いてしまいそうで、ドル上昇の時間も限られたものとなる可能性があります。

先行スパンを見ると、依然雲の下限が80円90銭水準にありこれが抵抗となっていることが分かります。
ただし、来週には雲がねじれることとなり、ここが雲突破のチャンスとなるかもしれません。
逆に、このねじれで転換しない場合は、雲が再び厚みを増すこととなり上値抵抗が強くなるため、ドルの上昇が難しくなることも考えられます。

Williams%Rは、先週一貫して中立水準での横ばいとなっており、方向性を感じられないことに変化はありません(C)

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