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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/4/22のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表
Williams %R
を表示しています。

先週も、前週からの流れを引き継ぎ介入以降のドル上昇に対する反動でのドル安が続く展開となりました。
米格付け会社S&P社が米国のAAA格付け見通しをネガティブに修正したことを嫌気してリスク回避の円買い圧力が増加したこともドル/円下落の要因といえます。

この下落で、3月17日の安値76.35円から4月6日の高値85.50円までの上昇に対する38.2%戻しの水準である82円を割り込んでいます。
そのため、次の下値目処は50%押しである81円水準となります(A)

ただし、遅行スパンを見ると先週までのドル下方向への圧力が終わり、今週はドルが上に引っ張られる力が働く可能性が示唆されています(B)
逆行による急落は警戒しておく必要があるものの、目先ドル安が止まる可能性をメインシナリオとしたいところです。

Williams%Rを見ても、安値圏でダブルボトムを付けての横這いとなっており、価格を下げ続けているローソク足とのダイバージェンスが確認できます(C)
これも反転の可能性を示唆するものといえます。

今週は、ドル、円とも強弱材料が混在する状況にあり、一方向の動きはイメージしづらいこと、本邦のゴールデンウィークを控えていることなどから明確な方向感を見出すことは難しいように思われますが、先週までのドル安一辺倒の相場からは脱却することが期待される状況といえそうです。

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