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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/3/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日もドル/円は、動きにくい相場が続いています。
日銀が22日に公表した「日銀当座預金増減要因と金融調節」からの推計では、18日の為替介入の規模は5,000億円と市場予測を下回っていたことが分かりました。
しかし、規模が小さかったものの当局によるコミットメントの強さをマーケットは受け止めており、介入に対する警戒感は依然根強く残っています。
この介入警戒感がドルの下値を支え、基調としてのドル売りムードが上値を抑える形となっています。

テクニカルを見ると、ボリンジャーバンドが収縮をして、狭いバンド幅が続いていることが分かります(A)
これはエネルギーを溜めて次への動きを模索している状況と考えることが出来ます。
当面は、この上下のバンドが抵抗となると考えられますが、バンドの拡大を伴ってバンドブレイクを起こした場合は大きな動きにつながる可能性が高いものといえそうです。

DMIは一昨日から一貫してADXが低水準にとどまっており、トレンドないことを示しています(B)
これは、ボリンジャーバンドが縮小していることと整合する動きといえ、バンドブレイクが起きた時にADXが上昇を始めるかどうかが次の注目点といえます。

提供: FXトレーディングシステムズ
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