2011/3/21のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
先週木曜日の円急騰とその後の協調介入による急激な戻しを受けて、マーケットは壊れたような状況にあります。
テクニカルにも読み取れるものが少なく、判断の難しい相場となっています。
ただし、協調介入の効果は明白であり、通貨当局の意思はマーケットに十分伝わったと思われ、また過去の協調介入の成功例を見ると、ここから再び急激な円高となる可能性は小さいものと考えられます。
チャートを見ると、金曜日の介入でドルが急上昇した際に拡大したボリンジャーバンドが、昨日徐々に収縮してきていることが確認できます。
現状では、80円を挟んだ狭いレンジにバンドが位置しており、このバンドが上下の抵抗となっているように見えます(A)。
目先は動きにくい相場が続きそうです。
DMIを見ると介入時に大幅に上昇したADXが、昨日は一貫して下落しており、低水準まで落ち込んでいることが確認できます(B)。
この動きも目先方向性の失っていることの確認といえるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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