2011/3/16のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
パニック的な相場が続いています。
本日朝方6時過ぎにドル/円が急落し、1995年4月19日に付けた史上最安値79.75円を割り込みました。
相場はさらに加速し、一時76.25円の安値を付けています。
昨日のアジア市場では、ドルの上値が重いながら一時的に81円台を回復するなどの動きもあり、80円台後半中心での動きが続いていました(A)。
ボリンジャーバンドも縮小し、相場がエネルギーを溜めていることが確認できます。
しかし、海外市場に入ると福島原発事故の深刻化を受け止めた海外勢がリスク回避を理由に円買いを進めじりじりと円高が進む展開となりました(B)。
この動きでバンドウォークが示現して、ドルは80円を割り込み動きとなりました。
その後、最安値を割り込むと、マーケットにはパニック的なドル売りが殺到し一気に下落、76.25円までつけています(C)。
ただし、この動きはパニック的な投げであり、この流れがさらに続くとは考えにくいものがあります。
実際、その後は介入警戒感もありドルは買い戻しに転じ78円台を回復しています。
DMIを見ると、昨日は海外市場以降一貫してADXが上昇しており、ドルの下落がしっかりしたトレンドを伴っていたことが確認できます(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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