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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/18のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、週初のドル上昇、週末に向けてドル下落となり、結局行って来いの相場となりました。

週初のドル上昇では、一目均衡表の遅行スパンがローソク足と逆行を示し、大きな上昇につながりましたが、週末に向けては再びローソク足との順行に戻ってしまっています(A)
このまま順行を続ければ、今週前半は相場が下に引っ張られることとなり、ドル下落リスクが高まります。
ただし、逆行に転じた場合は、相場が急激に動く傾向にあることから、ドル急上昇の可能性にも留意しておく必要があるかもしれません。

Williams%Rを見ても下落基調にあり、更にもう一段の下落余地があることが示唆されています(B)

もっとも、一目均衡表の先行スパンに注目すると雲が現在82円半ばから後半にあり、週後半以降雲が厚みを増していくことが分かります(C)
そのため、この雲が下値抵抗となり、ドルの下値も限られたものとなる可能性が高いように見えます。
注意すべきが、この雲を下抜けてきた場合で、その時はドル急落リスクが高まることになります。

【テクニカル一口解説】

1. ローソク足と遅行スパンの順行・逆行現象
一般に遅行スパンはその対応する(現在より26日前)ローソク足の動きに影響を受けます。ローソク足が下落していた場合、遅行スパンが下に引っ張られる力が働きやすいわけです。
しかし、この動きが逆行する場合があり、その時は極端な動きとなる傾向があります。
遅行スパンの順行・逆行現象は相場に働く圧力を知るうえで注視したいところです。

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