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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

昨日のアジア時間も、ドル/円は83円半ばでのもみ合いとなりました。
ここのところアジア時間は材料難もあり、方向性が出ずに小動きが続く展開となっています。

海外市場に入ると、米国の消費者物価指数が予想を上回り、米金利上昇となったことを受けてドルが買われる展開となりました。
ただし、このドルの上昇はボリンジャーバンドのアッパーバンドを抜けたものの滞空時間は短く、バンドが上値抵抗として機能してしまっています(A)

その後、週間新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことやイラン海軍当局が、「イランの軍艦2隻がスエズ運河に向かっている」と発言したことで、地政学リスクが意識される展開でドル売りに転じました。
一昨日84円上抜けを攻めて失敗していたこともドルの投げにつながったようで、ドルはロアーバンドを抜けて下落し、バンドウォークを示現しています(B)

このドルの下落では、ADXが上昇に転じトレンドを形成しかけましたが、長くは続かず再び方向感をなくす動きとなっています(C)

84円抜けに失敗した形とはなっていますが、83円を一気に割り込むムードもなく、目先レンジ相場が続くのかもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
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