2011/1/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のアジア市場は、中国のGDPが予想を上回ったものの、その他の指標が総じて予想の範囲に収まったことから上海株式市場が弱含みの推移となり、それにつられて東京株式市場も軟調だったことで、やや円が堅調な展開となりました。
ただし、ドルの下値も堅く明確な方向性のない動きとなっていました。
欧州市場に入っても材料難に変化はなく、結局82円前半のレンジ相場が続く動きとなりました(A)。
NY時間に入ると米中古住宅販売件数が市場予想を上回る結果となったことを受けて、米国債利回りが上昇したことで、ドルが急速に買われる展開となりました。
その動きで、ボリンジャーバンドは急速に拡大しバンドウォークを形成しています(B)。
MACDを見ると、東京時間から既にMACDがシグナルを上抜き、ドル買いのサインとなっており、その後も一貫してドル強気シグナルとなっていたことがわかります(C)。
ドルの急上昇局面では、MACDがゼロラインを抜けたことで、一段のドル強気が確認された形といえます(D)。
【テクニカル一口解説】
1. MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなり、この交差はゼロラインから離れた、 つまりより高い山での売りサイン、より深い谷での買いサインほど有効となります。
また、MACD,シグナルがゼロラインと交差することも重要なサインとなります。
2本の線がゼロラインを上抜いた時には上昇トレンドの継続を意味し、ゼロを下抜いた場合は下落トレンドの継続を意味します。
提供: FXトレーディングシステムズ
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