2010/12/7のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートはドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、東京時間にドルが下値を試す動きとなりました。
材料難のなか、じりじりとドル売り圧力が強まり、収縮したボリンジャーバンドの下抜けを試しに行っています(A)。
ただし、この下抜けはアッパーバンドが上昇に転じることが出来ず騙しに終わり、ドルは値を戻す展開となりました。
ADXを見ても、一時上昇基調となったものの反落しており、トレンドの発生に失敗したことが確認できます(B)。
その後海外市場に入ると、ドルは一貫して値を上げる展開となりました。
オバマ政権がブッシュ減税を2年間延長したことを受けて米国株が堅調に推移、一方米金利は財政赤字拡大懸念を背景に上昇となり、いずれもドルの支援材料となったことが要因といえます。
この流れを受けてボリンジャーバンドの上方ブレイクが起き、バンドウォークが示現しています(C)。
ADXも右上がりの動きを鮮明にさせており、この上昇がトレンドを伴ったものであることを示唆しています(D)。
【テクニカル一口解説】
1. バンドウォークと利食い
縮小したボリンジャーバンドの幅が拡大し始め、価格が2σバンドの外で引けた後に、そのブレイクした方向にバンドの拡大を伴い相場が急速に動く動きを「バンドウォーク」と呼びます。
バンドウォークでは順張りが基本戦略で、ブレイクした方向と逆のバンドが反転したポイントが利食いのタイミングとなります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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