TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2010/10/26のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2010/10/26のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、東京時間から欧州時間にかけて1.39ドル半ばを中心とした方向感のない展開が続きました(A)
野田財務相が、「G20サミットで仮に為替介入回避の提案があっても、日本は該当しない」、「今の状況を踏まえて、必要な時に断固たる措置をとる」と述べたことが伝わると、ドル/円は81円台を回復する動きになりましたが、ユーロ相場への影響は限定的でした。

NY時間に入ると、米国の消費者信頼感指数が予想を上回ったことを受けてドル買いが進む展開となり、ユーロ/ドルもボリンジャーバンドの拡大を伴った下抜けとなり、バンドウォークの動きとなりました(B)

MACDも欧州時間に陽転の兆しを見せていましたが、その動きも騙しに終わり、ユーロ売りを示唆する形になったことも、バンドウォークと整合するサインといえます(C)

また、カンザスシティー連銀総裁が「追加量的緩和の実施は危険な賭けとなる。」として、強い口調で反対を表明した事が材料視されてドル買いを後押ししたとの指摘も出ていました。

バンドウォークは、ほぼ4時間で終わり、その後はもう一度下値を攻めたものの利食いにぶつかり、ショートカバーのユーロ買い戻しで若干値を戻してNYを引ける動きとなっています。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ