TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2010/10/28のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2010/10/28のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日の東京市場では、ドル/円相場は日銀の政策決定会合待ちの神経質な取引が続きましたが、決定会合の結果が市場の予想範囲内にとどまったことで失望による円買いムードが強まりました。
また、11月3日の米FOMCでの量的緩和第2弾の国債買い入れ金額が、予想の上限になるとの思惑が続き、ドル/円は売り圧力が高まる展開となりました。
この流れで、東京午後以降一貫してドル安の動きとなり、ボリンジャーバンドはバンドウォークの動きが続き、再び81円を割れる展開となっています(A)

DMIを見ても、トレンドの形成が確認でき、ドルの反発は一時的な調整であり、ドル安の流れが続いていることが示唆されています(B)

ただし、81円ちょうど水準から80円半ばにかけては下値抵抗が形成されている水準であり、これを一気に下抜けて円の史上最高値を試しに行けるかどうかは微妙なところといえそうです。

【テクニカル一口解説】

1. 日銀金融政策決定会合
日銀金融政策決定会合とは、日本銀行の金融政策委員会が、独立性の確保と透明性の向上を基本理念とする新日本銀行法に基づき、金融政策運営を討議・決定する会合です。
原則毎月2回行われ、(1)金融市場調節の方針、(2)金融政策判断の基礎となる経済及び金融の情勢に関する基本的見解、(3)基準割引率および基準貸付利率、(4)準備預金制度の準備率等を議事事項とすることとなっています。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ