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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/10/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

週明けの東京市場は、G20での通貨安競争回避の合意を受けて日本が介入しにくいとの見方が支配的となり、じりじりと円高が進む展開となり、ドル/円は下値抵抗が出来ていた81円水準を下抜ける動きとなりました(A)

欧州に入っても円高の流れに変化はなく、ドル売りが加速する動きとなり、ボリンジャーバンドはバンドを拡大しながらローソク足が下抜けするバンドウォークが観察されています(B)

バンドウォークは経験則通りに4時間ほどで終了し、一旦底打ちをしていますが、この間DMIはトレンド形成を示しており、円高の流れに勢いがあったことが確認できます(C)

その後NY時間にも欧州時間のドル最安値を試す動きとなっていますが、これも跳ね返され、ダブルボトムを形成する動きとなっています(D)
このダブルボトムが目先の底値を形成する可能性があり、この80.40円水準を維持できるのか、もしくはこれを下抜けて史上最安値である79円台を試す動きとなるのかが注目されます。

【テクニカル一口解説】

1. ダブルボトム
ダブルボトムとは、底値圏で出現することで相場の底を示すチャートパターンです。
二つの谷(安値)とその間に一つの山(高値)でダブルボトムとなり、二つの谷(安値)はほぼ同値、或いは二つ目の谷が最初の谷(安値)より高い谷(安値)となることで前回の安値を更新できず下降圧力の低下・下降基調の変化を意味します。
ダブルボトムの売買サインは二つの安値をつけた後、その間に出来た山(高値)を上回った地点が買いサインとなります。

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