2010/10/13のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
チャートで確認できるように、ドル/円相場は神経質なレンジ相場を続けています。
昨日も主要通貨に対するドル売りの流れが続くなか、クロス円通貨での円売りの流れに挟まれて、狭いレンジ内で上下する展開に終始し、明確な方向感を見出せない雰囲気が続きました。
ボリンジャーバンドを見ても、上下のバンドにタッチしに行く局面があるものの、バンドの拡大は見られずバンドがそれぞれ抵抗として機能してしまっていることが確認できます。
現状では、上値抵抗が82.00円水準に(A)、下値抵抗が81円半ば水準に(B)、それぞれ形成されており、この抵抗をどちらに抜けていくのかが注目されます。
また、DMIを見てもADXが低水準での横這いを続けており、トレンドレスの状況が確認できます(C)。
次の動きでレンジ相場を脱して大きな動きとなるかどうか、ボリンジャーバンドのバンドが拡大していくかどうかに注視しながら展開を見ていきたいところです。
【テクニカル一口解説】
1. ボリンジャーバンドによる市場エネルギーの分析
ボリンジャーバンドは、相場が膠着するレンジ相場においてバンドが狭まる傾向があり、価格変動の大きな相場の時にはバンドが開きます。
相場力学的には、値幅に小さな膠着相場は相場が次に動くためのエネルギーを溜めていると考えられ、大相場はその溜められたエネルギーを放出している状況と考えられます。
このことから、ボリンジャーバンドは狭まり収縮している場合は、大きく動く前触れと言うことが出来ます。逆に、ボリンジャーバンドが大きく拡大した後収縮に転じる動きは、相場が一相場終わりエネルギーを放出し終えたことを示唆しているといえるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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