2010/09/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日もドル/円は84円前半での膠着した動きを続けました。
テクニカルにもあまり見るべき動きのない展開となっています。
先週末に介入らしき動きで85円台に急上昇したにもかかわらず、すぐに84円前半まで押し戻されてしまったことで、マーケットではドルの上値の重さを確認したとの見方が強くなっています。
そのため、ドルの戻り売り圧力が強くなっており、既に84円ミドルレベルに上値抵抗が出来ています(A)。
しかし、再介入への警戒感があるため、83円台に向かって売り込んでいく参加者もなく、また下値を支える介入が入っているという見方も一部であるため、84.10-00円水準が下値抵抗となっています(B)。
ボリンジャーバンドも収縮し横這いとなっていることから方向感がなく相場が煮詰まっていることが示唆されます。
DMIもADXが低位での横這いを続けており、トレンドレスの状況が確認できます(C)。
現状のテクニカルからは、方向性がなく膠着が続いていることが分かりますが、ボリンジャーバンドの収縮からは次の大相場への転換の可能性も無視できない状況といえます。
上下の抵抗をどちらに抜けていくのかが、ポイントとなるでしょう。
【テクニカル一口解説】
1.ボリンジャーバンドの収縮
ボリンジャーバンドは、相場が膠着するレンジ相場においてバンドが狭まる傾向があり、価格変動の大きな相場の時にはバンドが開きます。
相場力学的には、値幅に小さな膠着相場は相場が次に動くためのエネルギーを溜めていると考えられ、大相場はその溜められたエネルギーを放出している状況と考えられます。
このことから、ボリンジャーバンドは狭まり収縮している場合は、大きく動く前触れと言うことが出来ます。
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