2010/09/13のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
昨日のアジア市場では、民主代表選を控えていることや尖閣諸島付近での中国漁船衝突の影響を見極めきれないとの思惑から、先行きに対する不透明感が強く、ドル/円はじりじりと円高が進む展開となりました。
東京午前は84円台を維持していましたが、徐々に軟化し午後には再び83円台に突入してしまいました(A)。
この間のMACDを見るとプラス圏での持ち合いの後に陰転に転じており、ドル安への動きを示唆するものとなっています。
その後、欧州時間では足踏みする局面もありましたが、ロンドンのフィキシングに向けたポートフォリオ調整のドル売りが出たと言われ、ドル/円も一段安となりました。
この流れで、ボリンジャーバンドをブレイクしバンドウォークが示現しています(C)。
ただし、この下押しも83.50円までで前回の安値83.32円を意識した動きとなっており、下値抵抗を抜ける材料に乏しい展開といえそうです。
本日は、民主党の代表選挙があり、マーケットはその結果待ちということになるでしょう。
小沢氏優勢となるとドルの買い戻しが出るかもしれませんが、実際に結果が出るのは午後4時くらいといわれており、東京時間は動きがとりにくくなりそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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