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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/08/18の ドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、85円台前半での小動きが続きました。
東京朝方にドルの戻りを試しに行きましたが、エンベロープ上限で止められており、その後は反落の展開となっています(A)  。

海外市場に入り円高ムードが強まりましたが、85.00円水準の壁は厚く、下攻めも限定的なものとなり、下値もエンベロープ下限にとどまっています(B)  。

マーケットの円先高観は強いものの、85円水準に作られた下値抵抗を抜けていくには材料不足というところのようです。

DMIをみても、ADXが一貫して下がり続けているように、トレンドレス状況が続いており、一方向への大きな動きは期待しにくいといえそうです(C)  。

【テクニカル一口解説】

1.エンベロープ
エンベロープとは、移動平均線から上下に一定に乖離させた線のことで、価格が移動平均線から、どの程度離れたかを見るために用います。
一般的には、エンベロープの上限・下限をトレンドの反転のポイントとして売買サインに用いたり、支持・抵抗の目安として用います。これは、移動平均線からある程度乖離した価格は、移動平均線へ回帰されるという考えからきています。
移動平均線からの乖離といった意味では、「ボリンジャーバンド」がありますが、ボリンジャーバンドの各ラインは、標準偏差を使って算出され価格変動が大きくなるとバンドの幅が広がったり、変動が小さくなると幅が縮まったりと相場の変動に伴ってラインの広がりや縮まりがありますが、エンベロープにはそれがありません。

提供: FXトレーディングシステムズ
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