2010/08/19の ドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、Williams %Rを表示しています。 |
昨日は、朝方からドルの買い戻しが先行する動きとなりました。
前日の高値水準を上抜けると一段のドル上昇となり、ボリンジャーバンドを上抜け、ボラティリティブレイクアウトとなりバンドウォークが示現しました(A)。
85.80円水準で足踏みをした後、86円を試しに行きましたが上値は重く、反落の展開となりました。
このドル売り圧力は欧州市場でも続き、さらにはNY市場で景気先行指数がマイナスとなったことを嫌気したドル売りもあり、85円を割り込む展開となりました(B)。
Williams%Rを見ると、価格の上昇中にWilliams%Rが天井圏に張り付く動きを見せており、反転が示唆されていたことが分かります(C)。
また、下値についても84円台突入の際にWilliams%Rの反転が確認されており、ドルの底打ちの可能性を示していました(D)。
NY時間の引けにかけては、再び85.30円水準に値を戻しており、84円台はまだ底堅さが残っているといえそうです(E)。
【テクニカル一口解説】
1.Williams%R
Williams%Rは、著名なトレーダであるラリー・ウィリアムス氏によって考案されたオシレーター系のテクニカル指標でストキャスティクスの%Kに近いものです。
一定期間の最高値と最安値からなる価格変動幅の中で、直近の終値が相対的にどのレベルにあるのかを示したものです。
%Rの値は、0~-100%の値を取り、価格が上昇傾向の時は%Rは0%近くで振動し、価格が下落傾向の時はWilliams%Rは100%近くで推移するため、一般的には、%Rの数値が0%に近いほど高値警戒水準、-100%に近いほど下値警戒水準となります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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