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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/08/04のドル/円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

昨日の東京時間ではドル先安観が根強く、ドル/円は86円台を回復することが出来ずに上値の重さに押され、じりじりと軟化する展開となり、85円半ばを割れて8カ月ぶりの円高水準となりました(A)

その後欧州時間では、野田財務大臣が円高をけん制する発言をしたことで警戒感が強まり、ドルの下値も支えられましたが、大きく反発には至らず膠着したムードとなっています。

NY時間になると、序盤に週末の米雇用統計の前哨戦になるとして注目されていたADP雇用統計が市場予想を上回る強い数字で発表されたことを受けてドルは反発に転じています(B)

更には、米ISM非製造業景況感指数も好調な結果となり、週末の雇用統計への期待感が高まったことでドル買い戻しが一気に強まる格好となり、ドル/円は86円を回復しています(C)

この一連の動きで、ボリンジャーバンドの拡大を伴って上方ブレイクが見られましたが、バンドウォークは続きませんでした。
これは、DMIでADXが反落に転じていることで確認できるように、トレンドの発生ではなく、調整の動きであったことが要因と考えられます(D)

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