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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/07/07のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間平均足、エンベロープ(21時間移動平均線±0.5%)RSIを表示しています。

昨日のドル/円も、87円台での動きが継続しました。

東京時間から欧州時間にかけては、リスク回避の動きが強まりドル/円はじりじりと値を下げる展開となり、87円割れを試す動向となりました(A) 。

しかし、NY時間に入ると米国株式が堅調な推移となったこと受けてドルの買い戻しが強まり、再び87円後半へと値を上げています(B) 。

下落においても、上昇においても21時間線±0.5%のエンベロープが抵抗となり跳ね返されたことが確認できます(C・D) 。

RSIも50%を挟んで上下しており、相場感が一方向に傾きにくい状況を示しています(E)

【テクニカル一口解説】

1.エンベロープ
エンベロープとは、移動平均線から上下に一定に乖離させた線のことで、価格が移動平均線から、どの程度離れたかを見るために用います。
一般的には、エンベロープの上限・下限をトレンドの反転のポイントとして売買サインに用いたり、支持・抵抗の目安として用います。これは、移動平均線からある程度乖離した価格は、移動平均線へ回帰されるという考えからきています。
2. 平均足
平均足はローソク足の修正バージョンといえます。
平均足の始値は前の足の始値と終値の中心とし、終値を現在の単位期間の四本値の平均とします。また、高値、安値はローソク足同様現在の単位期間の最高値と最安値を使います。
この修正された四本値を使ってローソク足を作ったものが平均足となります。
通常のローソク足は上昇過程においても陰線が多く現れることもあり、心理的に上昇過程にあると思いにくいときがありますが、そのようなときでも平均足を使うと陽線が続くことになりトレンドを明確にとらえることが出来ます。

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