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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/7/11のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初102円台で始まったものの、ウクライナやイラク情勢といった
地政学的リスクへの警戒感、欧州金融危機再燃への警戒感などが高まったことで、
リスク回避の円買い圧力が強まり、じりじりと押し下げられ、一時101円07銭まで下落しました。
ただ、週末には6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、出口戦略に関する協議が
行われたことが発表され、また欧州発の金融不安に対する市場の警戒感が多少低下したことで
ドル売りは一服し、やや値を戻して週を越えています。

テクニカルで見ると、週初に先行スパンの雲を下抜けてしまい、その後戻ることなく
押し下げられていることが確認できます(A)
ただし、来週には102円近辺で雲が捩じれ厚みをなくすため、上抜けするチャンスとなる
可能性があるのかもしれません。

遅行スパンは、逆行となりローソク足をクリアに下抜けし、これもドル売りがはっきりとして
しまいました(B)
ローソク足と遅行スパンの形状を見ると、急激なドルの持ち直しは難しく見え、この点からは
当面ドルの上値の重い展開が予想されます。

ドルは軟調な形であり下値不安が強くなっていますが、RSIをみるとやや反発を期待したくなる
形状といえます。
先週は、前週の安値を下抜け101円07銭をつけましたが、RSIは前週の安値のときの水準を
下回らず、ダイバージェンスが確認できます(C・C’)
これは、今すぐのドルの反発を意味するわけではありませんが、今後のドルの支援材料といえそうです。

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