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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/07/06のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

昨日のドル/円は、87円台で上下に振り回される展開となりました。

東京時間のスタートでは、中国による日本国債購入拡大との報道を受けて円買いが一時強まり、87.40円水準まで下落しました(A)

しかし、その後は日本株式や上海株式が底堅く推移したことを受けてドル・ショートカバーの動きとなり87.90円水準まで一直線に値を上げる展開となりました(B)

その後は、高値圏で足踏みする動きとなり、NY時間に入るとノワイエ仏中銀総裁がフランスの銀行がストレステストを問題なく通過するとの見通しを示したことや、スペインの10年物国債入札が堅調な需要に支えられたこと等からユーロが上昇したことでドル売り圧力が強まり、さらに米ISM非製造業景況感指数が予想を下回ったことでドルは下落し、再び東京時間の安値水準まで下落することとなりました(C)

結局、ドル/円は87円台で方向感のないなか、マーケットのムードに右往左往するレンジ相場の展開となりました。

DMIを見てもトレンドの発生は確認できず、マーケットの気迷いムードが続いていることが示唆されています(D)

【テクニカル一口解説】

1.レンジ相場
レンジ相場とは、相場に明確な方向性がなく相場の上限と下限が決まった範囲で上げ下げを繰り返す相場のことをいいます。ボックス相場、持ち合い相場などと言うこともあります。
現状のように87円前半と後半で抵抗帯ができているとき、その抵抗を上下限にして上げ下げを繰り返すことになります。
レンジ相場が続いた後にそのレンジを抜けると、急激な相場の動きとなることも多く注意が必要です。

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