2010/06/23のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMIを表示しています。 |
昨日は、東京時間は90円前半での持ち合い相場が続きました(A)。
材料難の中、ドルの上値が重いムードが続いていました。
欧州市場に入るとBNPパリバに続いて他の仏金融機関の格下げありとの思惑からリスク回避ムードが強まり、円が徐々に強含む動きとなりました。
その後はレジスタンスラインRに上値を抑えられて下落する展開となっています。
NY時間には、米FOMCで声明の中に「長期に渡る低金利政策の維持」という文言が残ったことを受けて米国の出口戦略が遠のいたとの思惑からドルが売られる展開となり、90円を割れドルの下落が進みました(B)。
DMIをみてもADXが一貫して上昇を続けていることから、ドルの下落がトレンドを伴っていたものであることが確認されます(C)。
【テクニカル一口解説】
1.ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。
ADXが高水準であれば移動平均線やパラボリックなどの「順張りテクニカル」を参考にします。逆に、低水準であれば、RSI等の「逆張りテクニカル」を参考にします。
提供: FXトレーディングシステムズ
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