2010/06/21ドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
週明けのドル/円は、先週末に中国が人民元の管理を柔軟化させると発表したことを受けて、ギャップを開けて下寄りとなりました(A)。
しかし、人民元の上昇があっても限定的と見られていることや日本株が堅調なこともあり円高も一過性の動きで、その後反転の展開となりました。
MACDを見ても朝方売り転換していますが、すぐに反発して買いに転換していることが確認できます(B)。
欧州時間に入ると、欧州株式市場の上昇もあり、市場ではリスク回避の巻き戻しの流れが強まってドル/円を押し上げる要因となり、ボリンジャーバンドの拡大を伴って上に抜ける動きとなりました(C)。
この上昇ブレイクで、4時間ほどのバンドウォークが示現されています。
NY時間に入ると格付け機関のフィッチがBNPパリバの格下げを発表したこともあり、欧州の金融機関に対する不安感が再び台頭し始めた事でリスク回避の意識が高まり、ドル/円は値を下げて91円水準での引けとなりました。
【テクニカル一口解説】
1.MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となり、移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDはその移動平均であるシグナルと共に使い、MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなります。
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