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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/05/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMIを表示しています。

昨日は、東京時間は91円後半での小動きが続きましたが、欧州に入るとリスク回避の動きが強まり91円を割り込む展開となりました。
ただし、欧州株式市場が堅調に始まったことを受けて、リスク回避の円買いも限定され91円台前半での持ち合いが続きました。

NY時間に入ると米新規失業保険申請数が事前予想や前回数字より悪化する内容となったことからリスク回避の流れが再び強まり、ドル/円はボリンジャーバンドの拡大を伴いながらバンドを下方ブレイクしてしまいました(A)

さらに、その後に発表された米景気先行指数も悪い内容となったことやNYダウが寄付きから下げ幅を拡大したことを受けてドル安が一段と進む展開となり、一時89円を割り込む水準まで下落しました(B)
5月6日に次ぐ悪夢の木曜日の再来という印象です。

このドル下落がトレンドの強さは、ADXがはっきりとした右上がりの展開となっていることでも確認できます(C)

【テクニカル一口解説】

1. ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは米国人のジョン・ボリンジャーが開発した、移動平均線にボラティリティ(変動率)の概念を組み入れたテクニカルチャートです。
ボリンジャーバンドは相場の変動率を統計学の標準偏差を利用して表しています。
標準偏差は、現在の価格がその移動平均線からどの程度誤差があるかを示しているもので、標準偏差が小さい場合は、価格変動が小さく、大きい場合には価格が大きく動く相場を意味します。
つまり、ボリンジャーバンドの幅が小さい時は膠着相場、幅が大きい時は大相場を示すことになります。

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