TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2010/05/19のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2010/05/19のドル円相場の考察

昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/円の1時間足、パラボリックMACDを表示しています。

昨日は、東京時間はユーロ急落後の反動から、ユーロの買い戻しが出ましたが戻りは限定的となりました。
欧州時間に入るとメルケル・独首相が「ユーロは危機に直面している。」と悲観的な発言を行った事が市場の不安心理を掻き立て、再びユーロ売り圧力が強まり一時110円台に突入する展開となりました。
この間、マーケットには明確な方向感がなく上下に大きく動きパラボリックも反転を繰り返しています(A)

また、この間の相場の気迷いはMACDとシグナルの細かい交錯でも確認することが出来ます(B)

その後、一部マーケットで、ECBによる為替介入の可能性について噂が流れた事でユーロの買い戻しが強まりました。
ユーロ/ドルが2006年以来の安値水準にあったことも、利食いの買い戻しを誘ったようです。
その結果、ユーロ/円も急速な上昇となりました(C)

結局、ユーロ/円は安値から300pips以上上昇してNYを引けています。

【テクニカル一口解説】

1. パラボリック
パラボリックは、J.W.ワイルダー氏が考案したSAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを用いたトレンドフォロー型の指標です。
パラボリックには「放物線上の」という意味があり、 SARがチャート上に放物線を描くように見えることから「パラボリック」と呼ばれています。
描かれた放物線(SAR)と実際の価格の交差するポイントが売買転換点を示し、途転(買い方なら買いを手仕舞い、売りを入れる手法)を繰り返して行うのがパラボリックの狙いです。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ