2010/05/18のドル円相場の考察
昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/円の1時間平均足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日は、東京時間はユーロの上値の重い展開が続きましたが、サポートラインSに跳ね返され下値は限定的でした(A)。
欧州時間に入ると欧州各国の株式市場が堅調に推移したことを受けてユーロの買い戻しが進み115円台を回復しています。
しかし、その後ドイツが一部証券の空売り禁止を発表したことで、投資資金がユーロから逃げるとの思惑でユーロ売りが強まり、サポートラインSをブレイクしてしまいました(B)。
さらにユーロ売りは続き、ボリンジャーバンドもバンドの拡大を続け、ロアーバンドブレイクとなっています(C)。
平均足も一貫して陰線を続けており、高値115円台から300pips以上の大幅な下落となりNYを引けています。
ユーロの波乱が続いていることが確認された相場といえそうです。
ユーロ売り圧力の強さはMACDにおいてもゼロをわずかに超えたところで売りクロスが出ていることからも確認されます(D)。
【テクニカル一口解説】
1. 平均足
平均足はローソク足の修正バージョンといえます。
平均足の始値は前の足の始値と終値の中心とし、終値を現在の単位期間の四本値の平均とします。また、高値、安値はローソク足同様現在の単位期間の最高値と最安値を使います。
この修正された四本値を使ってローソク足を作ったものが平均足となります。
通常のローソク足は上昇過程においても陰線が多く現れることもあり、心理的に上昇過程にあると思いにくいときがありますが、そのようなときでも平均足を使うと陽線が続くことになりトレンドを明確にとらえることが出来ます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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