2019/12/03のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/12/02)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では前日のドル売りの反動もあり
ドル買戻しの流れが優勢で109円台を回復する動きとなりました。
ただし、109円台では上値も重く高値は109円21銭までにとどまり、
欧州勢が参入してくると、再びドル売り圧力が強まる動きとなりました。
欧州時間では109円を割り込みドル軟調な地合いが続き、
さらにNY時間に入ってもドル売りの流れが続きました。
NY時間では、トランプ米大統領が中国との貿易協議の合意を
先送りする可能性を示唆したことから、
米国が15日に予定する対中制裁関税の「第4弾」が発動するとの
懸念を誘いドル売りが加速、一時108円49銭まで下落しました。
テクニカルでは、日足ベースの一目均衡表で遅行スパンが陰転してきており、
これまでのドル高の流れが一服する可能性が示唆されています。
1時間足ベースのMACDがNY引けにかけて買い転換してきているため、
短期的にはドルの下値も堅くなると思われるものの、
米経済指標とともに米中通商交渉関係のヘッドラインには
注意が必要といえるでしょう。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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